「紹介屋」「整理屋」「買い取り屋」
最近ではヤミ金の実態や見分け方などがネット上でも紹介されていますので、悪徳業者について知識をもった人も増えつつあります。
しかし、悪徳な業者はヤミ金だけではないのです。
ここでは「紹介屋」「整理屋」「買い取り屋」の3つについて解説していきます。
どんな業者がいるかを知っていれば自己防衛につながりますので頭のすみに入れておいてください。
紹介屋とは
「あなたにお金を貸してくれるところを紹介してあげるから、手数料を払いなさい」という業者です。
最初からこのようなことを言うわけではありません。
雑誌やスポーツ新聞、ポスティングなどにヤミ金と同じようなありえない好条件での融資広告を出し、その広告で集まった客に対して、審査のためなどと言って個人情報を聞き出します。
その後「うちでは融資できないけど何とか力になりたい。ここなら借りられますよ。裏で話を回しておきますから。」などといった話をして誰でも知っているような貸金業者から借り入れさせます。
紹介屋は借入額の3〜5割を手数料として請求してきます。
手数料を支払わないと脅してくる場合もあります。
整理屋とは
「借金整理をお任せください」といった広告やダイレクトメールで客を集めます。
しかし実態は「手付金」や「債権者への返済」などという名目でお金を取り、実際には借金の整理は全くしていない業者です。
発覚を遅らせるために、弁護士や司法書士の名前を借りて、債権者に対して受任通知を送付することもあります。
受任通知を受け取ると債権者は直接取り立てができなくなります。
取り立てが止まったことで客は借金の整理が進んでいると信用してしまうのです。
買取屋とは
よく言われる「クレジットカードのショッピング枠の現金化」業者です。
最近ではこういった業者のサイトがたくさん存在し、「キャッシングできない専業主婦でもすぐに現金が受けられます」などとあたかも味方であるような感じで勧誘しています。
ネットショッピングを利用した手口が増えています。
実際は価値のないような商品を、高額な値段でクレジットカードで買わせ、その支払額の7〜9割程をキャッシュバックします。
残りの1〜3割程が業者の儲けになります。
現金を手にできて良かったと思いがちですが、金利に換算すると超高金利なことに気付くと思います。